lse english japanese
what's new
image
image
contents
image Home
image フォーラム日程
image フォト・ギャラリー
image LSE国際社会経済フォーラム設立趣意書(1993年)
image 運営組織
image 入会のご案内
image 連絡先・ご意見・ご感想
image 関連リンク
image

uda

ロンドン大学LSE(政治経済学院)学長アンソニー・ギデンスの講演

 

学長の香港、台湾訪問に引き続き、日本に数日間訪問します。LSEの同窓生とLSEフォーラム会員を対象には、下記により、急遽、慶応義塾大学で講演をすることになりました。

講演は、英語で通訳なしです。出席希望者は、記載のFAXか、e-mailで御所属、連絡先。電話を明記の上、前日までにお知らせください。なお、LSE Alumni の会員で、杉山教授、渡部教授から、e-mail等で連絡をうけた方は、そちらの方に、ご連絡くだされば、結構です。

日時    2002年   4月 18日(木) 15:15 〜 16:15

      通訳なし 無料       15:00まで 御着席ください。

場所    慶応義塾大学 (三田)東館 6階  G=SEC LABO

テーマ   Global Third Way Debate

       (グローバルな『第3の道』の討論 )

出席連絡先    LSE国際社会経済フォーラムあて

FAX 03−3501−9107

         E-mail  udalse@nifty.com 

アンソニーギデンズの訪問について

ロンドン大学LSE国際社会経済フォーラム会長

宇田 信一郎

G7/G8サミットリサーチグループメンバー

昨年、ジェノアでのサミツトの際、イギリスのブレア首相は、個別の記者会見で、ひとりだけ他国の首脳のことに言及しましたが、それが小泉首相で、その人柄に感銘を受けたというのが、印象的でした。

アンソニー・ギデンズ学長は、ブレア首相がはじめてクリントンを公式訪問した時、同伴したぐらいの深い友人です。香港、台湾などアジア歴訪のあと、17日から19日まで日本を訪問し、二つの大学で講演をすることになっています。

アンソニー・ギデンズ学長は世界的な社会学者で、もしノーベル賞に社会学の分野があれば最初の受賞者になるであろうといわれています。また、思想、政治、経済を含めてグローバリゼーションについての権威であり、その深い学識は瞠目すべきものがあります。LSEでも年に610回特別講演を今でも続けています。

現在欧州15カ国のうち13カ国は民主社会主義政権となっており、アメリカでは民主党政権がややこれに近いといわれています。その思想的背景をなす「第三の道」もギデンズ教授の著作です。

1998年秋には国連総会開催時、ニューヨークでギデンズ学長は、アメリカのクリントン大統領、イギリスのブレア首相、イタリアのブロディ首相(当時 現在EU委員長―LSE出身)とともにグローバリゼーションについてのシンポジウムに招かれました。引き続きギデンズ学長は江沢民からの招待を受けたブレア首相と共に中国を訪問し、中国社会科学院などで講演を行いました。さらにLSEのオナラリーフェローである金大中韓国大統領の招待でソウルも訪問しました。

LSEは、また、北京にビジネススクール設立を企画しているようです。

一方、台湾の陳水扁総統は、昨年の選挙戦が劣勢といわれた投票日の3月前、ロンドンのLSEを訪問し、ギデンズ学長の司会で演説会を開催しました。

 一昨年のノーベル経済学賞受賞者のマンデル、コロンビア大学教授は、大学院のマスターをLSEでとっていますし、その前の受賞者のアマテヤ・セン、ケンブリヅジ大学教授は、ハーバート大学教授になる前は、LSEの教授でした。

LSEの関係者からは、ふたけたのノーベル経済学賞受賞者をだしていますし、

故福田 赳夫首相やケネデイ大統領のように、籍をおいた各国の元首、首相は

27名に及んでいます。

さらにこの機会に情報としてお知らせいたしますが、LSEは伝統的に米国、ヨーロッパと深い関係にありますが、アジアからも現インド大統領や台湾の数代前の首相も学んでいますし、中国の周恩来が文革末期に現在中央官僚の幹部となっている人々を秘かに勉学のため派遣したところでもあります。朱鎔基首相の上海市長時代の経済顧問もLSEのスタッフです。最近LSEはアジア政治経済研究センターを設立しましたが、そのセンター長から日本の一流大学との提携を依頼されましたので、ある大学と協力関係が設立されるように仲介したところであります。

ギデンス学長の本は、数十カ国に翻訳され、ギデンズ社会学のコンメンタールといわれるものも、2冊他の学者が書いています。

 なお、BBCは、19993月から4月にかけて、初の世界放送講演ということで、ロンドン、デリー、香港、ワシントン、ロンドンと5ヶ所デ、グローバリゼーションについて講演旅行が開催され、私も参加しました。会場には、ビデオやテープで、ブレア首相や、ヒラリー夫人からも質問がよせられていました。

 またEU首脳達の会議にもゲストとして招かれたりしていますが、この3−4ヶ月だけでも、LSEでも、アナン国連事務総長や、クリントン大統領、ニュージランドの首相や、ノルウェーの首相、ノーベル経済学賞受賞者ステイグリッツ前世銀チーフエコノミススト、スタンリーフィシュヤーIMF前副専務理事(LSEでマスターを得た後MIT教授であった)等が、講演を行い、つい先日は、ブレア首相がLSEを訪問しました。    以上