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uda

Letter from Director of LSE, Anthony Giddens

2 November 2000

Dear Mr. Sinichiro Uda

Congratulatioons on your eldest son's marriage. Taking this opportunity, I would like to express my appreciation for your efforts to hold the LSE International, Social, Economic Forum in Japan as many as 27 times in the past eight years. The LSE Forum has contributed not only to the understanding and exchange of opinions between UK and Japan, but also made a siginificant contribution to promoting constructive proposals on the problems related to the course of globalisation.

With all best wishes,

Yours sincerely
Anthony Giddens




ご案内(1999年)

LSEは、全世界124カ国からの学生が、7割を占め、関係者から5名のノーベル賞受賞者や26名の国家元首、首相を輩出、福田元首相やケネデイなども籍をおきました。最近では、インドの大統領、現EU委員長(元イタリア首相)、数代前の台湾首相等の他、文化大革命の影響を怖れた周恩来が秘かに8名づつ官僚を留学させ、現在政府幹部になっています。朱容基首相の上海市長時代の経済顧問は、LSEのスタッフです。 豊田経団連前会長や韓国の金大中大統領はここのオナラリーフェローです。

また現在の学長アンソニーギドンズは、世界的な社会学者で、欧州諸国の民主社会主義政権(現在15か国中13か国)の思想的背景となる「第3の道」もこの人の提唱です。グローバリーゼションの世界的権威とされ、昨年国連総会時に、ニューヨークで、クリントン、ブレア、イタリア首相とこの問題についてシンポシウムを開催しました。引き続き、ブレア首相と10月に中国にまねかれ、その返礼として、今秋 江沢民訪英の際は、LSEでの講演が予定されていると聞きます。なお、学長は引き続き、金大中から招かれ韓国を訪問しましたが、金大中は、既にLSEで講演したことがあります。

このネツトワークをなんとか、日本の各界、各層のグローバリーゼションや、ビツグバンに生かしたく、万難を排して、このフォーラムを開催してきました。 昨年LSEの卒業生であるイングランド銀行の専務理事に「イギリスのビツグバンと将来のストラテジー」を講演してももらつたり、欧州復興開発銀行チーフエコノミスト(もと教授)に「ロシア(旧ソ連を含む)、東欧の自由化、市場経済化の現状」を講演してもらったのもこのような考えからです。

現在まで日本の各界各層の人々がLSEで学んでいます。公的セクターからもかつては外務、大蔵、日銀などが主でしたが、今では経企庁、通産、建設、文部、郵政、運輸、警察庁、国会事務局などに拡大してきており、人事院も注目しています。これは1993年の本フォーラム開設以来の間接的成果と言えます。

以上




LSE国際社会経済フォーラム設立趣意書(1993年)

LSE創立者Webb夫妻が明治44年に来日して、桂首相に晩餐に招かれた後、次のようにBeatrice夫人が日記に書き記しています。「話は西洋文明に及んだ。桂氏は日本が是非西洋文明を吸収しなければならないと述べた。まるで“飲まなければならない苦い薬”の様な口調だった」と。

英国も日本も「国際化」、「地球化」が毎日論争される今日この頃から見れば、それがたった80年前であったとは思えないくらい別天地の世の中となりました。ますますボーダーレスになった世界経済。国連、EU、G7など制度化された国際機関や国際会議が二国間外交にとって変わろうとする国際政治。国家主権が少しずつ浸食されていく世の中で、あらゆるレベルでの国際対話を通じて、お互いの理念・要望・不安を理解し、各々が打ち出している将来像の相違点、合致展を理解する必要性が緊急に高まっています。

LSEフォーラムがその「対話のすすめ」の一つの試みです。LSEの教授がかなり頻繁に、研究のため、学会参加のため、来日するようになりました。そのような機会を利用して、年に数回、講演会・討論会を開催するのがフォーラムの目的です。

1895年の創設以来、LSE-London school of Economics and Political Science(ロンドン大学政治経済学院)は、イギリスの政治・経済を形作ってきた思想的・理論的環境を形成するのに重要な役割を果たしてきました。戦後は、引き続き国内での重要な役割を担う一方、ますます国際経済・国際政治に目を向けて、学生も教授陣も、一層、国際的になっています。

文化勲章受章者の森嶋通夫教授もつい最近定年退職したLSEの教授でしたし、近年日本からの留学生には、特に官庁・大企業派遣の留学生が目立ってきました。しかしなんといっても――前学院長がインド人、前々学院長がドイツ人であったことに象徴されているように――LSEにとっての「国際」は、ヨーロッパ、英連邦それから米国に集中していました。Trilateral Worldのもう一局日本との関係が比較的に希薄でした。

LSE側は、このフォーラムを通じて学者の交流、共同研究の計画を推進すると共に、イギリスの政界・官界・財界の人々に講演することに慣れているLSEの教授に日本の各界の人々のまた違った世界観に接触する機会を与え、日英の交流によるグローバルな問題の討論を通じて、解決への寄与に役立ちたいと希望しています。

以上




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